案外山は越えていなかった様で、しばらく真面目に残業日々です。
相方もついにやる気モードに入ったらしく納期ギリギリの攻防戦!
さあ間に合うか!?
普段、あまり注文を受けないキャラクター物ですが、今回は依頼主の熱に負けてお受けしました。といっても製作は相方が頑張るのですが。
ご存知でしょうか?
北海道のゆるキャラの一つ
ジンギスカンの「ジン君!」 カン君とギス君もいます。
以前からこのキャラクター達をアクセサリーで製作して欲しいとの
ご連絡を頂き、今回制作に入りましたが、
はっきり言って大量受注なので製作は大変!
普段、ほとんど一個、多くても数個しか製作しない当工房のシステムの集中力キャパをはるかに超えています。
キャラ物は製作者のこだわりがとても感じるので、かなり緊張します。
やっぱり自分の生み出したものが別物になるのは誰でも嫌ですよね。
でもそこは相方の製作魂で可能な限り再現。
今回は七宝でのアクセサリーですが
終わりの見えない作業に笑っちゃう位に真剣な相方でした。
まあ、詳細を全部書くと長すぎるので割愛しますが、
今回はパッケージも全部やりました。
相方も絶賛のクオリティだと
自画自賛です。
ひとまずは完成して即納品。
埼玉のイベントにて販売される様です。
反応はどうかな~?
ちなみに僕もちゃんと仕事していますよ。
お玉と鍋の料理じゃないです。
これは煮色着色という銅の着色方法のひとつ。
なんか怪しいスープみたいですが、金工の着色方法は食べ物なども材料に使用することが多いのでこだわりの料理のような
感覚もありますね。
これなんかは大根おろしの煮汁やカスも擦り付けるので面白いのですが、先人の発想や研究の深さには本当に感服します。
現代のハイテク時代を遡っている大昔の方が、ある意味よほど純粋なハイテクノロジーだと感じます。
僕は金属に限らず色が大好きなので、いつか自分の着色方法を生み出したいと思って、3年以上ある方法を実験していますが、まだまだ先は見えないですね。そういう未知の可能性にはいつもわくわくしています。
こんな気持ちは相方共々忘れたくないものです。
さて、まだまだ仕事は続きます。
頑張ります!